2handed-bowling.com 両手投げ最強伝説 |
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・曲げるほうがストライク率が高い ↓ ・両手投げは曲がる ↓ ・両手投げはストライク率が高い ◆ストライクとりたいなら曲げろ 17.5枚目を中心として15枚目から19枚目の範囲にボールが到達したときの入射角の違いでストライク率が変わります。 それが全米ボウリング協会(USBC)の実験データ(↓これ)で明らかになっています。 つまり入射角が6°で17.5枚目付近に投げれば、ほぼ100%ストライクってこと。 6°はアナログ時計の秒針の一秒の角度。 しかし、直球だと右隣のレーンからガターの上を飛び越えてボールをほうらなくてはならない角度で、現実的には無理です。 ボールを奥で曲げることで入射角を作るのです。 このグラフで注目したいのが16枚目。 入射角が6°(緑線)の80%、4°(青線)の70%と比べて、2°(赤線)は20%と、ストライク率が激減しています。 これは適切な入射角なら薄目でもストライクが出やすいことを意味します。 ◆どんな投げかたでも曲がるけど…… 投げかたによる曲がりやすさの違い
◆両手投げとサムレスの違い バックスイングのときに左手でボールを支えません。 手のひらの上にボールをのせて前方にこぼすように投げます。 ◆両手投げとローダウンの違い リリースのとき、一瞬だけカップリスト(※)を作ります。 この動作がとても難易度が高い。 両手投げは投球動作の最初からカップリストの状態なのです。 ※ボールを手のひらの上に乗せている状態。これを解除することによりボールを回転させる。 ◆両手投げと片手投げの違い 片手投げは3本の指でボールを上から吊り下げている状態です。 投球時、7kg近い重さの物を振り回すのです。 指はマメだらけになる。めっちゃ痛い。 痛いから練習できない。テーピング必須。 手の親指なのに足の親指みたいに変形してしまうことも……。 2023年、パッと見て9割くらいの人が片手投げなのでだれもいいませんが、 片手投げ最大の弱点はまさにこれ。 曲がる曲がらない以前の問題です。 ◆ハウスボールで曲げるには ボウリング場に用意されているハウスボール。 ボール自体に曲がる仕掛け(※)がありません。 なので普通に投げてもあまり曲がりません。 ボールを曲げるには回転をさせる必要があるのです。 ※よく曲がるボールは中身(コア)に仕掛けがあります。 ◆ボールの回転の理解 よしわかった。ボールを回転させればいいんだな。 違います。 ボールの回転を理解するためには、いくつかのヒントがあります。
これらはみな回転するものですが、回転する軸の向きが違います。 X軸、Y軸、Z軸です。わかるかな? ◆ボールの回転とその動き レーンにはオイルが塗ってあります。 無回転でも逆回転でもオイルがあればボールはレーンの上をほぼ直線的にすべっていきます。 レーンの奥のほうでオイルがなくなるとボールの回転が反映されます。 そのときの回転軸(X軸、Y軸、Z軸)の傾きと回転数によってボールは初めて大きく方向を変えます。 ◆ストライクになる回転のイメージ 雪道でハンドルを左に切っていて前輪のタイヤが左に向いているのに、車がそのまま直進している状態を思い浮かべてください。 レーンでオイルがあるところはこのようにボールは空走します。 オイルが切れたエリアでボールは回転軸の向きに応じて方向を変えます。 ボールという球体はレーンという平面と一点だけで接しています。 オイルが切れたところでボールの回転がレーンに伝わりボールの進行方向が決まるのです。 ただしボールの方向転換が急であればあるほどエネルギー損失が大きくなります。 それはピンに到達するまでにボールの推進力が弱まってしまうことを意味します。 ボールのエネルギーがピンを倒すので、あまり急角度で曲げることは不利になります。 ◆ストライクをとるための回転 ポケットに到達するように曲がる前提で投げます。 入射角6°で17.5枚目にボールをヘッドピンに到達させる。 そうなるような回転軸(X軸、Y軸、Z軸)の傾きと回転数。 これらが理想的な状態のときにストライクになるのです。 ◆まとめ ・ストライクのためにはボールを曲げる ・曲げるには回転軸の向き、回転数が重要 ・それらを実現しやすい両手投げ |
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両手投げ最強伝説 |